
僕は急性期より回リハのようにゆっくり患者さんと関わりたいんだ
急性期病棟のようにたくさんの看護技術を覚えないといけないの?
※回リハとは「回復期リハビリテーション病棟」の略です
↓↓この記事はこんな人にオススメです↓↓
・入職したらどの病棟に希望を出そうか迷っている看護学生
・回リハで必要な看護技術について知りたい人
・回リハに入職したけど今年一年でどのくらいの看護技術を習得すべきか知りたい新人看護師
この記事を少しでもご覧になられたということは1%でも回リハに興味がある方々と思います!
ようこそ!回リハへ!と言いたくなります笑


私は急性期病棟から回リハ病棟に転職し今年で4年目になります!
最初は回リハなんだから看護技術なんて最低限で大丈夫やろ~なんて思っていました
しかし!回リハとは言え意外と習得しなければいけない技術があるんです
逆に言えば急性期のようにたーくさん技術を習得する必要もありません!
この記事で紹介する6つの看護技術を習得すれば回リハではしっかり働けます!笑
では、いってみましょう!
そもそも”回復期リハビリテーション病棟”ってどんなとこ?



そもそも回リハ病棟がどんなところか教えて欲しいよ
回リハ病棟は術後(または受傷後)の急性期を脱しても自宅や社会に戻るにはまだ課題が残っているために身体・精神的サポート(リハビリ)を行いながら退院に導いていく病棟のことです



簡単に言うと回リハ病棟は
入院前のADL(日常生活動作)に出来るだけ近くするための
サポートをする病棟やで~
回リハ病棟の対象疾患



じゃあ術後や、ケガをした患者さんならだれでも回リハ病棟に入院
できるってことだよね?



それが違うねん!
回リハ病棟に入院できる人は限られてるんやで
回復期リハビリテーション病棟に入院出来る疾患は限られており
主に脳血管疾患(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血など)・大腿骨骨折などの整形の術後・交通事故(交通外傷)後・廃用症候群などの患者さんが対象となっています!対象疾患の詳細は以下のサイトからも確認することができます
参考:https://www.minamiyama-hp.jp/disease
・回リハ病棟ではリハビリ中心に入院前のADLに近い状態の退院を目指す
・対象疾患は決まっておりどの疾患の患者さんでも入院できるわけではない
急性期病棟と回リハ病棟の患者層の違いとは?



急性期病棟と回リハ病棟の患者さんの特徴の違いって何かあるの?
まず急性期病棟(一般病棟)と回リハ病棟のざっくりとした目的の違いといえば
・急性期病棟:疾患の治療が主な目的
・回リハ病棟:リハビリが目的(退院支援)
つまり急性期病棟は術後・受傷後の患者さんの生命の維持を目的とした治療が中心であるためその分患者さんの処置は必然的に多くなります
一方で回リハ病棟は治療が終わった患者さんが入院し身体・精神機能の回復を目的とした病棟でリハビリが中心のため患者さんの治療というのは急変や転倒で新しい骨折が起こるなど突発的な事象が起こらない限り発生しません



回リハ病棟の看護師は患者さんの毎日の健康観察が主な仕事やで
患者層の違いは?
急性期病棟などの一般病棟は多くの疾患をもった患者さんもいるため年齢層は様々です
小学校・中学生くらいの小さな子どもいれば100歳を超えた患者さんもいます、そのため幅広い治療が選択されるわけです
一方回リハ病棟ではほとんどが70歳以上の高齢者が入院されています
60代の患者さんが入院されたら「若いな~」と言われるくらいです笑
・急性期病棟(一般病棟)は治療が最優先
・回リハ病棟はリハビリが最優先
急性期病棟でよく行う看護技術は?
では、急性期病棟などの一般病棟で主に行う看護技術は一体どの程度あるのと思いますか?
急性期病棟でよく行う看護技術
・採血
・点滴(ルート挿入)
・吸引
・バルーン交換
・血培
・敵便
・浣腸
・CV・PICC管理(医師の介助)
・CVポート針交換
・ストーマパウチ交換
・ドレーン管理



このくらいなら余裕っしょ!!
そう思った方多いかと思いますが、看護技術はこのくらいなんですよ!
でも、何が大変ってほぼ毎日のようにこれらの技術をしなくてはいけないことです!
また、CVルート(中止静脈栄養)挿入のように医師の処置の介助に入らないといけないことも多く精神的にもストレスのかかりやすいことが多いんですよ!!



Dr.の先生の処置の介助入るんはホンマ嫌やで~
理不尽に怒られることなんてよくある話や!!
回リハで習得すべき看護技術6選



こんなにも看護技術あるの!?
めっちゃ大変じゃんー!



急性期病棟ではこんなもんや
でも、回リハ病棟ではここまで多くの技術を覚える必要はないでぇ~
回リハで習得すべき看護技術はこんだけや!
回リハ病棟で習得すべき看護技術
・採血
・点滴(ルート挿入)
・吸引
・バルーン交換
・敵便
・浣腸
先ほどもお伝えした通り回リハ病棟は”リハビリ”を中心とした病棟ですので必要な看護技術も少ないんです!
また、このような技術も毎日行うことはなく、たまーーーに行う程度なんです
私の経験上この中で一番頻度が多いのは採血、少ないのはルート挿入かと思います
採血は夜勤に入ると朝一番で数人採血をしなければなりません、しかし多くても一回の夜勤で3人程度の採血です!
ルート挿入に関しては・・・ここ2ヶ月くらいは私はしていません笑
デメリットと言えば、そのくらい看護技術をすることがないためスキルの向上には時間がかかってしまいます



回リハ病棟でもCVルート挿入の介助とかもたまーにあるけど
経験ない人が多いから皆でバタバタしながら先生に「すいません」って謝りながらやってることが多いで~
まとめ:回リハ病棟ではこれを習得したらOK
回リハ病棟では看護技術がメインではなく患者さんの健康管理がメインとなります
ですので看護技術のスキルをあげたい!と思う人は急性期病棟などの一般病棟の方がやはり経験を積むことが出来るかと思います!
今のうちから回リハ病棟に興味がある人は今回紹介した看護技術の手技を今から確認しておけば、すぐに回リハ病棟に馴染めますよ!!
急性期病棟も回リハ病棟もいいとこもあれば悪いとこもあるんです、なんとなーくでも良いので皆さんが興味を持った病棟を就職前にでも調べてみましょう!
では、また!
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